スマホの普及によって、ストレートネックを感じる方が増えてきました。
スマホ首とも呼ばれているストレートネックは、スマホの長時間利用や普段の前傾姿勢が影響しています。
また、ストレートネックの要因であるスマホの長時間利用は気をつけていても、日々の忙しさで気づかないうちにストレートネックになっていることも。
僕自身もヨガを始める前はストレートネックに悩んでいました。しかし、ヨガを続けることでストレートネックを改善できたのでご紹介します。
この記事を読み、ストレートネックを知り、予防・改善をしてみましょう!
そもそもストレートネックとは?
そもそもストレートネックとはなんなのでしょうか?
ストレートネックとは首の頚椎(首の骨)が真っ直ぐになって、頭が体よりも前に出た状態のことをいいます。
通常、頚椎は緩やかなカーブを描いていて、頭は身体の上に来るはずです。
これによって、約4~6kgあると言われる頭の重さを身体が支えることができています。
しかし、ストレートネックになることで頭が身体の上に乗らずに、首にだけ負担がかかった状態になってしまいます。
ストレートネックにヨガは効果があるの?
結論から言うとヨガはストレートネックに効果があります!
ストレートネックは首や肩周りの筋肉が凝り固まってしまうことで起こります。首周りの筋肉を柔らかくほぐしてあげることで、ストレートネックの改善を促すことができます。
僕自身もストレートネック気味だったのですが、ヨガを続けることでストレートネックが治った経験があります。
ストレートネックは諦めなければ改善できるので、ぜひ挑戦してみてください。
ストレートネックの原因
ストレートネックの要因は様々なものがありますが、以下のものが特にストレートネックの大きな原因になっています。
- スマホ(スマートフォン)の前傾姿勢で利用
- ラップトップなどPCを前傾姿勢で利用
- 本などを読む際に前傾姿勢で利用
- 高さの合わない枕
- 日常的に猫背や反り腰
お気づきの方もいるかと思いますが、前傾姿勢(うつむき)状態で長時間いることで首の形が変わり、ストレートネックになってしまいます。
特にスマホが普及したことでスマホを前傾姿勢で長時間利用する方が増えています。
ストレートネックの悪影響
慢性的にうつむき状態でストレートネックになってしまうと、首周りの筋肉が緊張し、血流が滞るようになってしまいます。
それよって様々な問題が引き起こされるので注意が必要です。
首や肩のコリ
ストレートネックになることでまず起こるのが、首や肩がコリ始めること。
首周りの筋肉が緊張状態であり続ければ、首や肩も凝り固まってしまいます。
さらに通常の首コリ・肩こりと違い、ストレートネックによる首こり・肩こりは首周りに大きな負担をかけ続けてしまいます。
症状が悪化すれば、少し首を動かすことで激痛が走ることにも繋がってしまいます。
頭痛やめまいなどの症状
さらに頚椎の上部に負担がかかることで、頭痛やめまいなどの症状も引き起こされます。
というのも、首周りの筋肉が凝り固まることで、血管が圧迫され、血液が脳へ送られづらくなります。
これによって緊張性の頭痛などの症状が起こりやすくなってしまいます。
イライラや不眠
首周りの筋肉が緊張すれば、首の神経も圧迫されることになります。
これによって自律神経が乱れ、イライラや不眠を引き起こされることになります。
ストレートネックは神経にも悪影響を及ぼすのはとても厄介です。
最悪の場合、手や腕のしびれや頚椎ヘルニアなども
ストレートネックになる習慣を続けていると、頚椎ヘルニアなどになってしまう場合があります。
頚椎ヘルニアになれば、ストレートネックよりも首周りへの負担が大きくなり、首周りの神経の圧迫も大きくなります。
これによって最悪の場合、神経痛や手腕のしびれなどの症状が出てくることもあります。
こうなる前に、ストレートネックの原因を知り、それを正すことが大切です。
ストレートネックをセルフチェック
ここまで、原因や悪影響を紹介してきました。
ここまで来れば「もしかして私はストレートネック?」と不安になる方もいるかもしれません。
なので、一度ストレートネックのセルフチェックを行ってみましょう。
壁に向かって簡単にできるものなので、チェックしてみてください。
- 力を抜き、壁を背にして立ちます。
- 壁にかかと、お尻、肩ををつけて立ってみてください。
この状態で後頭部は壁についているでしょうか?
もし、後頭部が壁についているのであればストレートネックの心配はいりません。
しかし、後頭部と壁の間に隙間ができているのであれば、首が真っ直ぐになっているストレートネックの可能性があります。
簡単なのでぜひチェックしてみましょう!
ストレートネックに効くヨガポーズ3選!
「ストレートネックかも!」と思ったあなたも大丈夫。
僕自身ヨガによってストレートネックが改善された経験があります。その中でも特に効果的だと感じたポーズを3つご紹介します。
キャットアンドカウ(マルジャリアーサナ/ピティラーサナ)
首や背中、腰まわりの筋肉を刺激しストレッチできるポーズです。背中を丸める(キャット)、背中を反らす(カウ)のポーズを交互に繰り返します。
【やり方】
① 腕は肩幅に開き、足は腰幅に開き四つん這いになります。この時、手の平は肩の下、膝は骨盤の下になるようにし、体重は手と膝均等にかけます。
② ゆっくりと鼻から息を吸い、胸を開きながら斜め上を向いてカウのポーズ。この時天井を見上げるイメージで。
③ 今度は反対に、ゆっくりと息を吐きながらおへそを覗き込むように背中を丸まめながらキャットポーズ。この時は、肩甲骨の左右の間を引き離していくように。
④ 初めの状態に戻り、息を整えましょう。
⑤ 1〜4の流れを8回ほど繰り返します。
- 呼吸を意識する
- カウのポーズの際は首や肩をすくまないように胸を開く
- 尾てい骨を意識(カウのポーズの際に天井を向き、キャットポーズの際に床を向く)
ダウンドッグ(アドームカシュヴァーナーサナ)
首周りや全身のストレッチ、全身の血流を改善するポーズです。
【やり方】
① 四つん這いになり、つま先を立てます。
② 両手でマットを押してお尻を天井に向かってあげます。この時、手が滑ってしまうかもしれませんが踏ん張って!
③ 肩甲骨の距離を縮め、背中から手までが一直線になるようにする。
④ この状態で5呼吸してみましょう。
- かかとをマットにしっかりつけ、手のひらと足両方でバランスを取る
- 膝は曲がっても大丈夫◯
- 背中が真っ直ぐになることを意識する
橋のポーズ(セツバンダーサナ)
首と肩、胸を開くことによって首周りの筋肉をほぐしてくれるポーズ。猫背を解消するためにも効果的なポーズです。
【やり方】
① 仰向けに寝転がり、両膝を立て足を腰幅に広げる。
② 手の指先がかかとに触れるくらい足を近づける。
③ お尻を浮かせ、お尻の下で両手を組む。
④ 肩甲骨を寄せ、膝が外に開かないように保ちながらお尻を浮かせる
⑤ その状態で5〜8呼吸キープ
- 太ももと下腹部に力を入れ、姿勢をキープすること(下腹部に力が入っていないと腰痛の原因にも)
- 重心は足と肩甲骨でバランスを取る
まとめ
いかがでしたでしょうか?
スマホが普及したことで、ストレートネック(スマホ首)は現代病とまで呼ばれています。
ストレートネックの原因を知り、気を付けることが予防・改善の第一歩です。
日常でヨガを取り入れることでもっと快適に生活できるようになるかもしれません。